せっかく子供にご飯を食べてもらうのであれば、好き嫌いなく食べて欲しいですよね。
2歳の子供が好きなものしか食べないという状況になると、栄養が偏ってしまいます。
ただし、そのような場合でも無理やり食べさせるのはよくありません!
まずは1さじから、1口からでかまわないので子供のペースで進めてあげましょう。
そして食べられたらたくさんほめてあげましょう。
「食べたら褒めてもらえた」といううれしい経験を積み重ねてあげることが大事です。
2歳の子供が好きなものしか食べない!食べたらとにかく褒めよう!
2歳と言えばイヤイヤ期が始まる頃とも言われ、自我が芽生え始める時期です。
今まできちんと食べていたのに急に嫌がるようになり、好きなものしか食べなくなったり、食べること自体を拒否したり…と、手がかかりだす子供もいます。
ではこの「好きなものしか食べない」という子供にはどのような対応をしたらよいのでしょうか?
それは、無理やり食べさせないことと、子どもが食べるきっかけ作りをすることです。
そもそも2歳の子供は、まだ食べ物に関しての経験が大人よりありません。
どうしても好き嫌いが出てきてしまいます。
私たち大人も「小さい頃は納豆が嫌いだったけど今は食べられるようになった!」というような経験はありますよね?
大人になるにつれて色々なものを食べて、舌の経験値というのは上がっていくのです。
無理やり食べさせるのはNG!
一番してはいけないのは「無理やり食べさせる」ということです。
子供にとってそれはトラウマ以外の何物でもありません。
そして、そのようなことを繰り返していると子供にとって「食事は楽しくないもの」になってしまう可能性があります。
それではパパもママもつらいですよね?
まずはスプーン1杯でも、ぺろっと舐めただけでもいいのです。
子供が少しでも挑戦することができたら「すごいね!」「よく食べられたね!」と褒めてあげましょう。
子どもが食べるきっかけ作りを!
また、よく「嫌いな食べ物を切り刻んでわからないようにして入れる」という方法も見かけます。
これは、その食べ物の栄養を取れるという点では良いですが、好き嫌い克服という点では違います。
私はブロッコリーが嫌いです。
小さい頃に「今食べたシチューにブロッコリーが入っていたことに気づいた!?すごいじゃない!もうブロッコリー食べられるね!」と親に言われたことがあります。
しかし、今でもブロッコリーは嫌いです。
「実は入っていたよ」と言われても、食べられるようになったという意識は持てないのです。
育てた野菜は食べてみようと思えた
そして、私はブロッコリーだけではなくオクラも嫌いでした。
しかし小学生の頃自分の家の庭でオクラを育てたことがあります。
自分で育てたオクラを収穫するときは、嫌いな食べ物でもやはりうれしいものです。
そのような経緯もあって、食卓に並んだときは嫌いでも食べてみたのです。
すると不思議と美味しく感じ、その時に家族に褒められ、「オクラを克服できた!!」と感じたことは今でも覚えています。
子供にはこのような体験が重要なのです。
嫌いな食べ物を隠すのではなく、きちんとその食材だとわかるような形で、認識させてから食べさせたうえで、少しでも食べたらめいっぱい褒めてあげましょう。
それによって子供は達成感を持つことができます。
最初はまったく食べないかもしれません。
それでもイライラせず、根気強く、ゆっくりとトライしていきましょう。
2歳の子供が好きなものしか食べないからって放置はだめ!
無理やりが1番よくないと言いましたが、2番目によくないのは「何もしないこと」です。
嫌いだからと食べさせなかったら、一生食べるようにはなりません。
無理やり食べさせるのも、放置もNG。
では、一口にトライするためにできる工夫は何かないのでしょうか?
子供が食べるきっかけ作りはどのようにしたらよいのでしょうか?
子供と一緒に料理をしてみる
一緒に料理をしてみるとは言っても2歳です。
炒め物をしたり、包丁を使ったりするというわけではありません。
すりこぎで材料をつぶす作業があれば一緒にしてみたり、野菜の盛り付けがあれば野菜をちぎったり飾ったりする作業を子供にさせてみたりする程度です。
それでも子供は「自分が作ったもの」という意識があり、食べることがあります。
それを食べることで体に良いことがあることを伝える
これはもう少し成長してからも使える方法です。
2歳児なので、詳細な栄養などはわかりません。
「食べることでいいことがある」というような声かけをしてあげましょう。
「そのお野菜を食べるととっても大きくなれるよ!」とか「明日はとっても元気になれるよ!」
などですね。
そうすることで子供も「嫌いなものを克服してみよう」という気持ちが生まれます。
2歳といえども侮れません。
自分が決めて苦手なことを乗り越えた → ほめてもらえる
という流れは、子供の成長に欠かせないものです。
見た目を可愛くしてあげる
相手は2歳の子供です。
見た目を可愛く、楽しくしてあげることで食べるようになることもあるのです。
ニンジンを星の形にしてあげる、おかずをキャラクターの形にしてあげる、など見た目を工夫することで食べることもあります。
手間がかかりますが、子供が楽しく食べるならその苦労も報われますよね。
ただし、食べてくれなくてもイライラしないくらいのクオリティにしておきましょう。
2歳の子供が好きなものしか食べない! まとめ
好き嫌いに関しては、子供だけでなく誰しも持っているものです。
ただ、好きなものだけ食べる子供を放置してしまうと、栄養が偏ることになってしまいます。
無理やり食べさせたり放置したりするのではなく、寄り添って、食べることができるようにしてあげましょう。