2020年東京五輪のマラソンと競歩が北海道札幌開催に決定し、
IOCはマラソンで大会組織委員会が検討している「大通公園発着のコース」「チケット販売なし」の無料観戦検討案を支持したとの報道がありました。
また東京都が協議準備のために費用負担し、他の目的に活用できない経費についてIOCは責任から逃れないと語ったということです。
今回の東京から札幌への変更騒動で、東京観戦のチケット購入者は、
チケットの払い戻しはどうなるのか?開催日程はいつ決まるのか?…などなど、
不満は相当なもので、補償問題に発生する可能性もあるといいます。
五輪マラソン 無料観戦検討 / 札幌大通り公園発着のコース
東京五輪・パラリンピック組織委員会はマラソンについて、有料観客席を設けず、沿道のみの無料観戦とする案を検討しているということです。
当初IOC(国際オリンピック委員会)は札幌ドーム発着のコースを提案していたが、整備に時間とコストがかかることを勘案し、
「大通公園発着のコース」「チケット販売なし」の無料観戦検討案を支持したようです。
無料観戦の理由について、組織委員会は、
大通公園周辺で仮設観客席の設置スペースの確保が困難であることや、設備面で費用がかさむことを挙げているとのこと。
札幌での観戦は沿道のみとなるが、チケット販売なしでは減収となることもあるため課題が残っているようです。
コース詳細は12月のIOC理事会で決まる見通しとのことでした。
また、東京都が競技準備のために支出し、他の目的に活用できない経費について、「IOCは責任から逃れることはしない」と語ったということ。
新たに生じるコストについては、まず組織委員会が負担し、IOCが必要に応じて補填するという形になるらしい。
また、IOCのトーマス・バッハ会長は、五輪後の「祝祭マラソン」を提案。
3月の東京マラソンに関連付けて、五輪計画と同じコースで市民が参加する形で行えればと語ったようです。
マラソン・競歩の札幌移転が決まったことで、札幌がディスられているいうトラブルも起こりました。
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立川志らくさんは、五輪後の「祝祭マラソン」についてもツイッターでコメントされています。
IOCの提案は五輪後に東京でマラソンを。これは意味がわからない。選手のモチベーションがあがらない。札幌でおこなわれる五輪マラソンと同じ時間に、五輪選考に落ちた選手を中心に東京マラソンをやれば盛り上がる。二元中継。
— 志らく (@shiraku666) November 2, 2019
五輪マラソン 無料観戦検討 / チケットや日程・費用は?
組織委員会は、五輪チケットの2時抽選販売の概要を11月8日に公表すると発表。
当初、10月10日に公表される予定だったが2日前に急きょ延期されました。
マラソンなどの開催地変更の騒動が影響を与えているとみられています。
8日の発表で、東京でのレースを前提に売り出されたチケットの払い戻しについて何らかの方針が示されるか注目されてます。
ただ、マラソン関連については問題が山積みで、詳細部分については先送りとなることが濃厚ということでした。
今回の東京から札幌への移転騒動で、東京観戦のチケット購入者は、
チケットの払い戻しはどうなるのか?開催日程はいつ決まるのか?…などなど、
不満は相当なもので、補償問題に発生する可能性もあると言われていますがどのような問題点があるのでしょうか?
東京観戦のチケット当選者については、札幌開催の観戦を希望する場合に優先的に割り当てる案を示したようですが、
旅費や宿泊費が自己負担となってしまいます。
また、自己負担で費用を出せたとしても、遠方の場合日程に余裕がないと観戦に訪れることが難しくなります。
また、男子マラソンについては8月9日にマラソン1種目のみ実施されるため払い戻しが単純かもしれませんが、
女子マラソンのチケットについては、走り幅跳び予選や砲丸投げ決勝なども観戦できるチケットということなので、払い戻しが単純にはいかないようです。
遠方のチケット購入者の中には、東京への旅行券や宿泊先の予約も一緒に済ませている人もいるため、
キャンセルに伴う費用を誰が負担するのかという問題もあり、
今後、保証問題に発展し、組織委員会などに追加経費が求められる可能性もでてきているということです。
チケット購入者だけではなく、このために準備をしてきているボランティア参加予定者にとっても影響がありますよね。
いづれにしても、観戦者やボランティア参加者が困っていると思うので、一刻も早く詳細を決めるべきではないでしょうか。
(そもそも、事前に考えておくべきことだったと思いますが…)
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五輪マラソン 無料観戦検討についてのネットでの反響は?
マラソンと競歩について、先月のIOCの札幌案から続く騒動には、納得がいかないという方が多いのではないでしょうか?
選手や関係者、観客が巻き込まれたこの騒動を世間ではどのように見ているのでしょうか?
札幌への変更案については、
「10月10日には札幌に変更の情報が入っていたとは、それからずーと隠していたのですね!組織委員会はひどいもころですね!ひたすら隠して小池知事に黙って進めていた、これは確信犯ですね。森氏主導で橋本大臣も、政府も一緒ですね。このようなやり方は間違ってます。パラリンピックのマラソンはなぜ札幌でないのですか?彼らこそ暑さ対策上札幌にすべきでないですか!差別してませんか!今回の件は、国民全員が納得してないと思います。」
「IOCで勝手に決めないでほしい。マラソン関係者やアスリート、地元の方々の意見をじっくり聞いて、最終的に開催国で決めるべきである。」
「ということは、マラソンのゴールを「目の前で」見るには何日も前から泊まり込みで場所を確保しなければならないということ。
苦労して手に入れた「オリンピックマラソンを間近で見られるチケット」は、紙くずとなった・・・(もちろん、払い戻しはしてくれるだろうが、カネの問題ではない)」
「これなら金はかからないね
マラソンは沿道でから応援するもんだとおもってるからいいと思う
ゴールで応援できないぶんは沿道から歓声をあげようや」
チケット購入者やボランティアについては、
「チケットをやっと手に入れ買った人、ボランティアに力を入れていた人、その他もろもろ、協力していた人が本当に気の毒だ…」
「ホテルは通常なら数週間、数日前からしかキャンセル料が発生しないが、オリンピック期間中のは、予約サイトだと、キャンセル不可(=キャンセルしても全額支払い)のところが結構ありました。
そういうので予約した方はどうするんだろう…」「東京開催でチケットを手に入れてる人にとっては払い戻しは当たり前、それより勝手な変更によって観戦の機会を棄損されたって人も出てくるでしょう。スケジュール等の都合で東京だから行けたのに札幌では行けなくなった人等。それは単なる払い戻しでなく訴訟問題になると思う。」
オリンピックのために頑張ってきた選手やボランティア、観戦者がこのような騒動に巻き込まれてしまって、気の毒でなりません。