2010年バンクーバーオリンピック五輪代表の織田信成さんが18日大阪市内で会見。
9月にモラハラで関西大アイススケート部の監督を辞任した件で、濱田美栄コーチを提訴したことを発表。
織田さんといえば、織田信長の子孫?ということでも注目を浴びましたが、
選手時代に大泣きで取材に応じたことから一気に有名になりましたよね。
織田さんは2010年4月に結婚。10月には4人目の子供が誕生したばかりです。
ブログでもモラハラについて語っているそうですが、どのような内容なのか見ていきたいと思います。
織田信成 提訴 / 浜田コーチからのモラハラに1100万円の慰謝料請求
今日の会見では、織田信成さんと同席した代理人弁護士が
「アリーナでの数々のハラスメント行為を受け、精神的苦痛を受けた。
1100万円の慰謝料の支払いを求めます」と話したということです。
織田さんは関西大学文学部に進学し、2010年にバンクーバー五輪に出場。
2011年に卒業し、大学院に進み、2015年に修了。
2017年にスケート部の監督に就任したのですが、今年9月に大学が辞任を発表。
辞任については「他の活動が多忙で監督業との両立が難しくなったことが理由と聞いている」と報じられていました。
これを受けて織田さんは9月29日のブログで、関西大が退任理由を「多忙」と説明したことを否定し、
辞めた本当の理由は、リンク内で私に対して嫌がらせやモラハラ行為があり、その影響で今年春頃から体調を崩すようになり、辞任するまでの3ヶ月間リンクに行く事が出来なくなった事とそれに対する関西大学の対応が誠意あるものに思えなかったからです。
今回の件で、7月に弁護士の方もふまえて関西大学と話し合いを行いました。
関西大学が調べて報告をあげるという事で結論に至り、そこから2ヶ月待ちましたが、誰がどのように調べているのかわからず、また結果報告もありませんでした。
理由や指導者としての想いなどについて長文を綴っています。
関西大は9月30日にホームーページでこのブログの内容についてコメント。
本学としては織田信成さんの事情を踏まえて慎重に対応してきたつもりですが、ご本人の理解を十分に得られなかったことは大変残念であります。
さて、本年4月以降、織田信成さんに関係して、指導方法をめぐって同部内で意見の相違があったことは認識しています。その後、織田信成さんからは、本年7月1日に学長に対して所属事務所、弁護士が同席のもと、指導方法等に関する強い要望がありました。そこで、織田信成さんのご意見もお伺いし、その内容に基づき、時間をかけて複数の関係者に対してヒアリングを行ってまいりましたが、総合的にみてその要望を受け入れることは妥当ではないと判断しました。織田信成さんのご体調も考慮しつつ、こうした結果を織田信成さんにお伝えすべく、慎重に準備を進めておりましたところ、先に織田信成さんから辞任のお申し出があり、やむなく本学として了承することとなりました。なお、9月9日の退任の報道にあたっては所属事務所と十分に協議の上、発表しておりますことを申し添えます。
本学としてはこれからもご本人や所属事務所と話し合いを続ける用意があり、真摯に対応してまいりたいと考えております。
関西大は10月4日にもコメントを投稿。
「この度の織田信成さんに関する一連の出来事について、私たち関西大学は慎重に対応してきたつもりですが、結果として織田信成さんの心情を十分に斟酌できず、事態を適切に収拾できなかったことを深く反省しています。今後とも、誠意をもって対話を続けたいと思います。」
さらに、次のようにもコメント。
「フィギュアスケート競技が本格シーズンに突入し、大切な時期を迎えています。関西大学は、たかつきアイスアリーナに集うすべての利用者の静謐な練習環境の維持・向上に最大限努めます。」
織田選手は10月4日のブログでも、嫌がらせ、モラハラ行為について綴っています。
織田さんの監督就任は、学長と濱田コーチからの推薦だったようです。
タレント活動をしていた織田さんは、芸能活動を調整し指導に充てる時間を増やす努力をしていたといいます。
1月末に関西大の方針である「文武両道」を目指すため、練習時間と部則の変更について提案し、濱田コーチを始め出席者からは了承を得たそうですが、
この後少ししてから濱田コーチの嫌がらせが始まったと述べています。
織田さんは、今回の件で関西大に7月1日に調査を依頼したそうですが、2か月何の調査も報告もなく、ハラスメントはなかったという報告を受けたと話し、
関西大にはこの件を明らかにする気がないのだと諦めに近い気持ちだったが、
リンクで練習をする学生たちが健全に練習できるようにとの思いで提訴に至ったことを話したということです。
織田信成 提訴 / 濱田美栄コーチからのモラハラでうつ状態に?
濱田美栄コーチ(60)は今日の会見で「裁判で事実を明らかにしていきたい」などと涙を浮かべて語ったそうです。
濱田コーチは、名実ともに日本の女子フィギュアスケートを牽引する指導者で、
現在は紀平梨花選手(17)や、宮原知子(さとこ)選手(21)などを指導しています。
濱田コーチは昭和57年に引退して指導者に転身。
名門の京都醍醐フィギュアスケートクラブで指導していたそうです。
2018年に関西大が高槻キャンパスに「たかつきアイスアリーナ」を開設したのを機に、関大アイススケート部のコーチにも就任。
今季の夏からは、昨季世界選手権で銅メダルを獲得したアメリカのヴィンセント・ゾウ選手(19)のメインコーチとなり、
海外からも指導力を高く評価されているということです。
織田選手が受けた嫌がらせについて週刊新潮での報道によると、
関西大のスケートリンクには、安全確保のためコーチがリンクで同時に指導できるのは3人までとのルールがあるのですが、
濱田チームのサブコーチは5人以上の選手をリンクで滑らせていたことを織田さんが目撃。
そもそもこのルールは濱田コーチが作ったものだそうで、織田さんは危ないのでやめてもらえないかと申し入れたところ、激昂したということです。
それから無視みたいなことや、陰口、悪い噂を言いふらされたそうで、織田さんは精神的に追い込まれていったそうです。
織田さんが、文武両道を目指すため練習時間と部則の変更について1月に提案し承認され、
3月から実際に練習時間が変更されると、濱田コーチは「これでは子供たちの練習ができない!」と織田さんを直接怒鳴るようになったり、
以前にもまして陰口や嫌がらせが続いたそうです。
そして織田さんは3月下旬に体調を崩し入院。うつ状態に追い込まれたという内容でした。
6月に入ると耳鳴りが止まず、めまいや吐き気に襲われ、リンクに行きたくないと思うように。
それから3ヶ月は1度もリンクに行けなかったそうです。
7月に弁護士を伴って学長を話し、ハラスメントについて涙ながらに訴えたが、
「そういうことなら喧嘩両成敗。2人とも辞めてもらうことになると思う」と学長に言われたということです。
その後、濱田コーチはのヒアリングなどがあったようですが、2か月待っても何の報告もなく、織田さんは9月の辞任を決意したといいます。
織田信成 提訴についてネットでの反響は?
実際にモラハラを見ているわけでも、練習している学生の声を聞いているわけでもないのでわからないのですが、
織田さんがおっしゃるように、浜田さんにの指導などに問題があるのであれば、提訴で明らかになることによって関西大の環境がよくなるならいいですね。
織田さん本人は鬱になるくらいなので相当なのかと思いますが、シーズン中ということもあり、選手への影響を心配する声も多くありました。
「フィギュアって意外に狭い世界だし、お母さんはまだ同僚でしたよね。
織田君本人だってノービスの頃から合宿や遠征で顔を合わせてお世話になったことも多々あるだろうに。
それでもこうなるってことは余程の思いがあったのだろうな。
ただ当人同士はとことんやり合ってしっかりと決着をつければいいと思うけど、シーズンまっただ中なので選手への影響がちょっと心配。」「織田君、メンタル弱いなぁと感じる部分もありますが、浜田コーチも最近調子に乗ってるような印象もあります
裁判で白黒つけるのは良い事だと思います
織田君の言う事が事実であれば、頑張って下さいと言いたいと思います」「双方の言い分に大きな隔たりがある以上、キチンと裁判するのが正解なんでしょうね。」
「ハラスメントは
被害を受けた方が 被害を受けたと言えば 成立するものだ。
織田さんは 優しいから 本人とバトルは 無理だったんだろうなぁ。。。
あの年齢の 女性は キツイから…個人的には 宮原さんが 自立と言い始めたことと 紀平さんの 活躍を いろいろ考えてしまいます。
選手自身のことを 本気で 想っているのは
はたして どちら?皆さん どう思う?」
やはりこの報道だけでは真相はわからないですね。スポーツの世界というのはどこも厳しそうですし…。
テレビ見る織田さんは、ほんわか優しそうで泣き虫キャラという感じですが、
現役時代はその厳しさの中、世界と戦ってきているのでメンタルは強いのではないかと思います。その織田さんが精神的に追い詰められるということは相当なのかもしれません。
これらの騒動で、シーズン中の選手に影響がないことを願うばかりです。