2019ユーキャン新語・流行語年間大賞が発表となりました。
6日にノミネートされた30語の中から、トップ10と選考委員特別賞が発表され、
年間大賞にはラグビーワールドカップで日本代表を率いたジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが掲げた「ONE TEAM」が選ばれました。
トップ10や歴代大賞を見ていきたいと思います。
新語・流行語大賞2019「ONE TEAM」
2日、今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2019年新語・流行語大賞」の発表が行われました。
【速報 JUST IN 】新語・流行語大賞 年間大賞は「ONE TEAM」 #nhk_news https://t.co/9uakYO137c
— NHKニュース (@nhk_news) December 2, 2019
ノミネートの30語の中からまずトップ10が発表され、
その中から大賞に輝いたのは、ラグビーワールドカップ日本代表のスローガンでした。
ノミネートの30語はこちら:新語・流行語大賞 ノミネート2019一覧「笑わない男」「ONE TEAM」も
「4年じゃない。一生に一度だ。」の公式キャッチフレーズで始まったワールドカップは、日本代表チームが開幕戦のロシアに勝利すると、
アイルランド、サモア、スコットランドを撃破し予選プール4連勝で日本ラグビー史上初の決勝トーナメント進出を果たしました。
選定理由として
「日本代表の快進撃と1個のボールを取り合う面白さは多くの人々を虜にした。
テレビの視聴率はうなぎ上り、日本代表のレプリカジャージは完売し、ラグビーを始める子どもたちも急増した」と解説。
ラグビーワールドカップ関連では「笑わない男」「ONE TEAM」「ジャッカル」「にわかファン」「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」と5つのノミネートがあったことから、大賞に選ばれるのも納得ですね。
「ラグビーから流行語大賞に選ばれるとは、信じられない年だ。
この盛り上がりを来年以降にもつなげてほしいね。」「そこが流行語たる所以なのかも知れんけど、
何でもかんでも軽々しく「One Team」を使われるのは何だかなぁ
JAPANのOne teamは31人から漏れたメンバーも含め、それこそたくさんの犠牲のうえにものだと思います。」
新語・流行語大賞2019:トップ10は?
トップ10入りは次の言葉です。大賞以外は順位があるわけではないのですね。
ネットでは「上級国民」が入選してほしかったというコメントが多かったです。
ONE TEAM(ラグビー日本代表チーム) |
計画運休(国土交通省) |
軽減税率(秋葉弘道:有限会社アキダイ代表取締役社長) |
スマイリングシンデレラ/しぶこ(渋野日向子) |
タピる(たびりすと。華恋、奈緒) |
#Ku Too(石川優実) |
〇〇ペイ(Pay Pay株式会社) |
免許返納(免許返納された全ての人) |
闇営業(FRIDAY編集部) |
令和(御田良知:坂本八幡宮宮司) |
この他、選考委員特別賞として、イチローさんの引退会見での言葉
「後悔などあろうはずがありません」が選ばれました。
選考委員特別賞は今年だけだということです。
選考委員をうならせるなんて、さすがイチローさんです。
イチローさんは昨日、草野球デビューでも話題となっていましたね。
関連記事:イチロー草野球デビュー!智弁和歌山教職と対戦で「夢が叶いました」
スポーツからは女子ゴルフの渋野日向子さんも選ばれています。
「近年はスポーツからの大賞が多いね
筋書きのない感動ドラマから出てくるフレーズに多くの人が共感するんだろうね」
渋野さんもイチローさんも授賞式は欠席でした。
【今年の流行語が決定】2019 ユーキャン新語・流行語大賞 発表生中継▷ https://t.co/9oYzfBDkUt #2019年 #令和 #流行語 #流行語大賞 https://t.co/svZI8QgoID
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) December 2, 2019
今日の授賞式では授賞語の紹介があるのですが、結構ズバッと言うんですね。
この内容は新語・流行語の公式ページにも掲載されています。
「闇営業」という言葉は以前からある言葉だと思っていたのですが、フライデーの編集部が作った新語ではないかとコメントしていました。
「軽減税率」で授賞の秋葉さんが緊張で言葉に詰まると、宮本隆治アナウンサーがすかさずフォローしていてさすがだな…なんて思って見ていました。
選考委員は、姜尚中・東京大学名誉教授、金田一秀穂・杏林大学教授、辛酸なめ子さん(漫画家・コラムニスト )、俵万智さん(歌人)、室井滋さん(女優・エッセイスト)、やくみつるさん(漫画家)(50音順)、大塚陽子さん(現代用語の基礎知識・編集長)。
新語・流行語大賞:歴代は?
歴代の新語・流行語大賞を覚えているでしょうか…?
ここ10年の新語・流行語大賞を見てみましょう。
2019年 ONE TEAM
2018年 そだねー
2017年 インスタ映え、忖度
2916年 神ってる
2015年 爆買い、トリプルスリー
2014年 ダメよ~ダメダメ、集団的自衛権
2013年 今でしょ!、お・も・て・な・し、じぇじぇじぇ、倍返し
2012年 ワイルドだろぉ
2011年 なでしこジャパン
2010年 ゲゲゲの
昨年は平昌五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子の「そだねー」でしたね。見て思い出しました。
「神ってる」からはもう3年なんですね。月日が経つのは早いです。
今年の「ONE TEAM」。
現在、監督やキャプテンはニュージーランドということで、日本ラグビーフットボール協会の森重隆会長が出席されました。
「一生に一度のつもりでしたが、こんなに盛り上がるならもう一度ワールドカップを開催したい」とコメント。
現在、自治体へのお礼お礼まわりをしているということですが、行く先々で逆に「ありがとう」と言われると語り、涙ぐむ姿が印象的でした。
言葉だけで言うと「ONE TEAM」より「笑わない男」の方が流行っていたのではないかと思うのですが、
ワールドカップを通じて、ラグビーの精神が日本人の心に響いたことは確かだと思います。
来年は明るいニュースがたくさんあるといいですね。