恋愛ドラマ離れについて、
単に「時代が変わったから」「恋愛に関心のある若者が減ったから」ではない
3つの理由があるという報道がありました。
7日放送の「モトカレマニア」(フジテレビ系)第4話が視聴率3.0%という厳しい結果となり、
その他「4分間のマリーゴールド」(TBS系)、「G線上のあなたと私」(TBS系)も苦戦しているといいます。
その3つの理由とはどういうものなのでしょうか?
恋愛ドラマ離れ 理由 / 低迷する視聴率
7日放送の「モトカレマニア」(フジテレビ系)第4話が
視聴率3.0%という結果に終わりました(ビデオリサーチ、関東地区)。
高視聴率15.2%の注目のボクシング中継の後だったため、
そのまま見てもらえるのでは?という期待もむなしく…。
「モトカレマニア」の視聴率は
第1話5.6%、第2話5.2%、第3話4.1%と低く、
録画視聴やネット視聴を考えても厳しいそうです。
また、他の恋愛ドラマも同様に苦戦しているようで、
主人公と血のつながらない義姉との愛を描いた「4分間のマリーゴールド」(TBS系)の視聴率は
第1話10.3%、第2話7.8%、第3話6.2%
バイオリン教室で出会った男女の恋と絆を描いた「G線上のあなたと私」(TBS系)の視聴率は
第1話7.8%、第2話8.8%、第3話7.3%、第4話6.9%と、
他のジャンルに比べてはるかに厳しい状況だそうです。
「G線上のあなたと私」は面白いと噂ですし、録画やネットを考えると下の2番組はそこまで低いとも思えませんが…。
恋愛ドラマの低迷について、単に「時代が変わったから」
「恋愛に関心がある若者が減ったから」ではない3つの理由があると言います。
どのような理由なのでしょうか?
恋愛ドラマ離れ 理由 / 3つの理由
記者が挙げている3つの理由についてまとめてみます。
30代以上や既婚者の意識が変わった
最近は「自分の人生」を第一に考えてそれに関わらないものから距離を置くようになったため、
かつては30代以上も既婚者も恋愛ドラマを楽しんでいたが、現在ではほとんど関心を示さなくなったと分析。
身近な事件を扱う刑事ドラマ、病気や治療法が分かる医療ドラマなどが高視聴率を獲得していることからも分かるのではないかと述べていました。
…ドラマでの事件は身近ではないような気もしますし、病気も結構特殊だったり、どこでもできる治療ではなかったりしますが。
恋愛ドラマをヒットに導く若手スターの不在
1980年代後半から1990年代は、
中山美穂さん、鈴木保奈美さん、宮沢りえさん、織田裕二さん、三上博史さん、木村拓哉さんら、老若男女の支持を集める恋愛ドラマのスターが豊富だったが、
現在は、芸能人の絶対数が増えたことや、バラエティー番組やSNSなどによって芸能人は雲の上の人から身近な存在になり、
「ぜひ見たい」と感じる特別なものではなくなったと分析しています。
ネット上に恋愛ノウハウ、エピソードがあふれている
今までは、ドラマのような恋をしてみたいと憧れたり、情報やエピソードを得るために恋愛ドラマを見ていたが、
現在はネット上に恋愛関連の記事があふれていて、いつでも見られるようになったため、恋愛ドラマを見る必要がなくなったと分析。
今回の報道では、今後は王道のラブストーリーではなく、
- 53歳未婚男の結婚がテーマの「まだ結婚できない男」(フジテレビ系)
- 男性同士の恋を描いた「おっさんずラブ-in the sky-」(テレビ朝日系)
など、恋愛をモチーフにしつつ、コメディーとしてのエンタメ性を追求した作品が増えてくるのではないか?と述べていました。
恋愛ドラマ離れ 理由 / 3つの理由以外は?
今回の記事を読んで、いまいちぴんと来なかったのですが、
ネットのコメントなどから、3つの理由の以外ついてのコメントや、これ以外の理由についても見ていきたいと思います。
これらの中に本当の理由があるのではないでしょうか?
「的外れな分析だな。以前から言われてたことをまとめただけの記事だね。
医療もの刑事ものが人気なのは昔からだし、年代関係なく見られるから視聴率を稼ぎやすい。恋愛ドラマを演じる俳優、女優だって相変わらず豊富だよ。直近では面白い恋愛ドラマが少ないだけ。内容が面白ければ見る。」
「人は恋愛至上で生きているわけではなくて、仕事や学業と並立で恋愛するし、家族関係と恋愛が並び立つの苦労する事もあるし、種々な要素と共に恋愛がある事もあるというのが現実。病院や警察等の実際はドラマと異なるが部外者なので現実離れしていてもあまり気にならないが、恋愛は周囲や自身が見聞きしたり参加した経験があるので知っている。思うに、中途半端な身近そうなのに有り得ない話になっているのも恋愛ドラマの低迷の一つでは。他種のドラマ要素と抱き合わせせず恋愛1本で描くなら、いっそあり得ない世界観の恋愛ドラマを作った方が面白いのではないか。」
「なんだかんだ言っても恋愛は基本的には若者の関心事でTV視聴者のボリュームゾーンが高齢化している以上衰退は免れられないでしょう。」
「妙な屁理屈だと感じました。
自分は50代、恋愛小説も恋愛映画も恋愛ドラマも
楽しみます。
自分の人生と比べるとか、よく意味が分からないです。
あくまで、娯楽としてドラマは楽しめるし
いくら既婚で年齢を重ねても
若い頃の恋愛体験は記憶にあるわけで
色々な感慨や興味を持って恋愛ドラマを楽しめます。」
その他の意見は、
- 脚本が悪い。キャストだけ揃えて視聴率をとろうとしているため、中身がない。
- ドラマにスターをという方が間違っている。内容がなければ意味がない。
- 作り手も視聴者レベルも低下しているのかも。
- 漫画原作では漫画を超えることがまずできない。
- 刑事ドラマや医療ドラマの方がマンネリを感じる。
- 1話を見逃すと展開がわからなくなり見る気が失せる。
- リアルタイムで見ている人は少ないのではないか。
- そもそも視聴者は高齢者のデータに偏っている。
- 若い子はそもそもテレビを見ない
などなど。
「このニュースに対して言いたいのは、とりあえず「G線上のあなたと私」だけは見て欲しい、ということだけ。。。
恋愛云々ではなく、人生で立ち止まった経験のある人なら、きっと刺さるドラマ。
当然、個人の好き嫌いはあるでしょうけど「大したことのない日常を描写することのリアル」にこのドラマの価値はあります。」
「G線上のあなたと私」はコメントを見ているととても人気がありました。
結局恋愛ドラマでも何でも、番組さえ面白ければ「逃げ恥」のようにSNSで拡散もしますし、録画やネットで観るのではないでしょうか?