産まれたての赤ちゃんは小さいですが、そのサイズがお腹の中に入っていた、お腹から出てきたと考えると、決して小さいと思える様なサイズではありません!
やっぱり出産時の痛みは、昔からよく例えられる「鼻からスイカ」なの?
いえいえ、私の経験から申し上げると、それは大げさかなと…。
いや、私の場合、ソフロロジーという考え方を学んでいた事と、助産師さんが呼吸法をリードしてくれた事が、意外と痛くない出産ができた大きな要因だったのかも知れません。
出産は意外と大丈夫!ソフロロジーの効果
出産時の痛みについては「鼻からスイカ」など、絶対に無理でしょう!と思うような例えで表される事が多いもの。
初めての出産を控える妊婦さんは、恐怖がつのりますよね。
私が長女を出産した病院では「ソフロロジー式分娩法」という出産法を取り入れていました。
ソフロロジーの考え方を知れば、意外と大丈夫になりますよ。
私の体験と感じた効果をお伝えしますね。
ソフロロジー式分娩法とは?効果は?
ソフロロジー式分娩法とは、陣痛に対する「苦痛」「怖い」などのマイナスイメージを取り去り、「赤ちゃんとママが一緒に乗り越える素晴らしい共同作業」「赤ちゃんに会うために必要な痛み」というプラスイメージで出産に臨む方法です。
同じ痛みでも、考え方によって痛みの感じ方も変わってくるという効果があります。
また、プラスのイメージを持つことで、リラックスして出産に臨む事が可能になります。
リラックスする事で、陣痛時に余計な力が入りにくく、実際に痛みが和らぐ効果もありますよ。
私は、長女の出産に備え、産院の母親学級で「ソフロロジー式分娩法」を学びました。
陣痛に対する恐怖心が和らいだだけではなく、陣痛を楽しみにさえ思えるようになりました。
長女は帝王切開での出産に…
臨月に入り「もうすぐ赤ちゃんに会える!陣痛を赤ちゃんと一緒に頑張ろう!」と意気込んでいたのですが、小柄な私に対し大き目の赤ちゃんだった長女…。
臨月に入ってもなかなか下がってこない等々の理由により、予定帝王切開にて出産する事となりました。
無事に産まれてくれるなら、出産方法なんて関係ない事は重々承知していました。
しかし、ソフロロジー式分娩法を学び、陣痛を楽しみにさえしていた私。
陣痛を味わえなかったことに残念さを感じる部分もありました。
そして数年後、次女を授かった時も「陣痛を味わいたい」という思いは消えていませんでした。
次女は自然分娩で「意外と痛くない」を体験できた
帝王切開経験者が自然分娩可能な産院は、全国的にも数が少なく、妊婦や赤ちゃんの状態にもさまざまな条件があります。
私の場合、たまたま自宅近くに対応可能な産院があったことと、諸条件をクリアできたことにより、次女を自然分娩で出産することができました。
次女を出産した産院は、特にソフロロジー式分娩法を取り入れているわけではなかったので、陣痛に対する考え方は長女の時に学んだ事を活かしました。
ソフロロジーを学んでいた事により、出産時はプラスのイメージで落ち着いて陣痛に臨むことができましたよ!
想像以上に痛みを感じる事はなく、帝王切開だった長女出産より、自然分娩の次女出産の方がはるかに痛みも少ないと感じるほどでした。
出産が痛くないのは呼吸法も大きい!
次女の出産時に、あまり痛みを感じなかった要因として、ソフロロジー式分娩法を学んでいた事の他に、呼吸法も重要だったと感じます。
(先ほどもお伝えしたように、次女を出産した産院はソフロロジー式ではないため、ソフロロジーの呼吸法ではありません)
次女を出産した産院では、ありがたい事に、陣痛中ずっと助産師さんが付きっきりで呼吸をリードしてくださいました。
さすがプロですね!
助産師さんの指導に忠実に呼吸をしていると、あまり痛みは感じませんでした。
自己流の呼吸だと痛い!!
助産師さんのリードに従わない呼吸だとどうなのかが気になり、陣痛の波が来た時、一度だけ自己流の呼吸をやってみたのですが…。
痛いし呼吸は乱れてプチパニック!…もう二度とやらないと後悔しました(笑)。
後から考えると、ソフロロジーの考え方と助産師さんの呼吸リードにより、陣痛中に呼吸法を変えてみようとチャレンジする余裕さえあったのかと我ながら驚きました。
私の場合は、運よく助産師さんに付きっきりでフォローして頂く事ができたのですが、お産が重なった時など、陣痛中に助産師さんの手厚いフォローが受けられない可能性もあります。
実際、助産師さんが他のお産にかかり、陣痛室に取り残された時が一番辛くて痛かったという話もよく聞きます。
その様な時に備えて、ご主人や陣痛に付き添ってくれそうな身近な人に、呼吸法を練習してもらうと安心です。
呼吸法は付き添う人にも練習してもらおう!
ママが呼吸法を頭に叩き込んでいても、やはり陣痛の波が来ると自分だけでは上手く呼吸は出来ないと思います。
出産時の呼吸法は、通常時の呼吸法とは異なるため、どうしても手順を頭で考えながら呼吸を行う必要があるからです。
お腹の痛みに気を配りながら、呼吸法の手順を考えるのは意外と困難です。
そばにいる誰かがリードしてくれる事で、ママは呼吸について何も考えず、真似をするだけで良いのでとても助かると思います。
呼吸が上手くできないと、お腹の赤ちゃんにも充分な酸素が送れず、母子共に苦しくなります。
出産時の呼吸は、想像以上に重要なのです。
出産って意外と痛くない? まとめ
出産予定日が近づくにつれ、もうすぐ赤ちゃんに会えるという喜びと共に、陣痛・出産の痛みってどれくらい?という不安も増してきます。
出産時の痛みをなるべく和らげる事ができると、ママの体力もあまり消耗せずに済み、産後、早い段階で赤ちゃんのお世話に注力出来るというメリットもあります。
私の経験が、少しでもあなたの出産のお役に立てると嬉しいです。