電子レンジで温めた後「あれ、蓋が開かない！」と驚いたことはありませんか？
でも心配無用です。
簡単に蓋を開ける方法をご紹介します。
おすすめの方法は、お湯につけて温めることです。
温めることで、空気が膨張し、蓋がスムーズに開くようになりますよ。
固いタッパーの蓋を開ける為のポイント
私も、電子レンジから取り出したタッパーの蓋が、思いのほか固くて「大変！」と焦ったことがあります。
そんな時に役立つ、冷静に蓋を開けるテクニックをお伝えします。
おすすめの方法は湯煎
まずは、適度に温めたお湯を用意しましょう。
火傷を避けるためにも、沸騰は避けてください。
目安としては45度くらいです（お風呂よりちょっと熱めって感じ）。
お湯が用意できたら、容器をそっとお湯に浸してみてください。
全部を浸す必要はありません。
蓋の部分や、容器の半分ほどをお湯につければOKです。
少し待ってから蓋を開けてみましょう。
※タッパーが開いた時にもしお湯が入ったら…と心配な方は、ちょっと手間ですが、容器をビニール袋に入れるとよいでしょう
もし一回で開かなければ、もう少し長くお湯に浸けて、再度試みてくださいね。
これで蓋は開くはずです。
電子レンジでの加熱
タッパーの蓋が飛んでしまうリスクが高いため、おすすめはできませんが、再度電子レンジで加熱する方法もあります。
この場合、加熱は10秒くらいの短時間を繰り返すようにして、その都度フタが開くか確認してください。
最後の手段として穴を開ける
上記の方法でどうしても開かない場合は、無理に開けようとせずに、一晩置いて翌日にもう一度同じことを試してみてください。
それでも駄目なら、蓋を開けるためには力技を使うしかありません。
小さなドライバーやバールで蓋をこじ開けたり、ドリルで穴を開ける方法がありますが、怪我には十分気をつけてください。
なぜタッパーの蓋は開けにくくなるのか？
タッパーの蓋が開けにくくなる一番の理由は、レンジで加熱した際に内部の空気が膨張するからです。
加熱すると、タッパー内の空気が温まり、膨張します。
そして、冷えると空気が収縮し、その結果、蓋が固く閉じられます。
つまり、加熱と冷却の過程で生じる気圧の差が蓋をピッタリと閉じさせてしまうのですが、もう一度温めることで、空気が再び膨張し、蓋がスムーズに開くようになります。
レンジでタッパーを使う際の注意点
最近では多様なタッパーが市販されており、100円ショップでも様々な種類を取り扱っています。
レンジで使用できるタッパーを選ぶ際には、その製品の底にある表示をチェックすることが大切です。
レンジ使用可と明記されているか、耐熱温度はどれくらいか、を確認してください。
理想的には、耐熱温度が120度以上、なお良いのは140度以上ですが、耐熱温度が高いにもかかわらずレンジ不適合の場合もあるので、購入前には注意が必要です。
タッパーは耐熱でも、蓋がそうでない場合もある
タッパー本体が140度の耐熱温度を持つとしても、蓋の耐熱温度がそれよりも低い、例えば60度、80度、100度などの場合があります。
蓋と本体の耐熱温度の差に注意しないと、使用中に問題が発生する可能性があるため、購入時にはこの点をしっかりと確認することが推奨されます。
料理の種類によってはレンジ加熱を避けた方が良い
タッパーがレンジ対応であっても、入れる料理によっては加熱を避けるべきです。
特に油分が多い料理や脂身の多い肉や魚などは、レンジ加熱すると非常に高温になり、タッパーが変形したり溶けたり、料理が焦げたりすることがあります。
さらに、皮付きの鶏肉などを加熱した場合、内部の水分が急速に蒸発して、爆発するような事態にもなりかねません。
レンジ使用時のタッパーの蓋の取扱い
先ほど述べたように、耐熱温度が60度、80度、100度の密閉容器は、蓋をしたままでのレンジ加熱を避けるべきです。
レンジ対応とされている容器でも、完全に密閉した状態で加熱すると、内部の空気が膨張して蓋が飛ぶ可能性があります。
このようなトラブルを回避するため、加熱時には蓋を少しずらして空気が逃げられるようにするか、蓋を取り外して代わりにラップを使用することをおすすめします。
空気穴付きの蓋を持つ容器を選ぶのも、一つの良い方法です。
まとめ
タッパーをレンジで加熱した後に蓋が開かなくなることを防ぐために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
まず、加熱前に容器に入れる料理をチェックします。
脂分の多い料理や膨張しやすい食材は、別の容器に移してから加熱することを検討しましょう。
次に、容器の耐熱温度を確認して、レンジでの使用が適切かどうかを見極めます。
理想としては耐熱温度が120度以上、なおかつ140度以上が望ましいですが、商品によってはレンジ使用不可のものもあるため、表示をよく読んでください。
蓋の耐熱温度も同様に重要です。
蓋の耐熱温度が低い場合は、蓋を使わずラップを使ったりして加熱しましょう。
万が一、蓋を閉めたまま加熱してしまい、開かなくなってしまった時は、湯煎で温めると開きやすくなります。