ペットサロンやペットショップで見かける、毛並みをきれいにしてもらい、気持ちよさそうにしているワンチャン。
とてもお利口さんにしているけど、トリミングはいつからやってもらえるの?
子犬はできないのでしょうか?
トリミングは何ヶ月からかというと、だいたい生後3ヶ月から!
そして狂犬病ワクチンを接種した後ならできますよ。
狂犬病まだというワンちゃんは、まず済ませましょう。
愛すべきウチのコ(犬)をプロの人にできるだけ綺麗にかわいく、そして清潔にしてもらいたいと思っている飼い主さんは多いはず!
初めてのトリミングで心配という方のために、心構えもご紹介しますね。
子犬のトリミングっていつからできるの?
子犬(仔犬)のトリミングはいつからかというと、だいたい生後3ヶ月からしても良いとされています。
トリミングは、子犬にとって初めてのことで恐怖でいっぱい。
3ヶ月くらいするとだいぶ精神的にも安定してくるでしょう。
ワクチン接種を忘れずに!
しかし、一番気をつけなくてはいけないことは「混合ワクチンと狂犬病ワクチン接種が終わったあと」ということです。
トリミングサロンでは、これらのワクチン接種の確認が取れている犬ではないと、受け入れてくれないところがほとんどです。
子犬のワクチン接種は、生後8週以降の5種混合ワクチンからスタートして、8種混合ワクチンなどの多種混合ワクチン、狂犬病ワクチンなどがあります。
(予防接種がたくさんあるのは人間の赤ちゃんと一緒ですね)
そして子犬は、生後110日前後に狂犬病ワクチンの接種が義務付けられています。
トリミングにも必要な狂犬病証明書
生後91日以上の犬には、その犬を所有してから30日以内に、犬の登録と狂犬病の予防注射の接種義務が国から定められています。
生後91日以内の犬の場合は、生後90日を経過してから30日以内です。
詳しくはこちら(犬の鑑札、注射済票について:厚生労働省公式サイト)
そのあとは、年に1回の予防注射で免疫を補強させます。
(年に1回の予防注射も義務ですよ)
狂犬病ワクチンの接種費用は、3000~4000円です。
狂犬病証明書(狂犬病予防注射済票)とは、ワクチンを接種したことを証明できるものです。
獣医師から「狂犬病予防注射済証」を交付されるので、登録している住所地の窓口に提出します。
手数料(550円〜)がかかりますが、交付された票は犬につけておくことが義務付けられています。
役所への手続きは、動物病院が代行してくれるところが多いですよ。
子犬のトリミングしたいけど混合や狂犬病ワクチンまだしてない…
子犬のトリミングをしたいけど、混合ワクチンや狂犬病ワクチンがまだという場合は、まず済ませましょう。
先ほどもお伝えしたように、トリミングサロンでは、これらのワクチン接種の確認が取れている犬ではないと、受け入れてくれないところがほとんどです(特に狂犬病ワクチン前は)。
生まれたばかりの子犬は、人間の赤ちゃん同様、免疫力は高くはありません。
病気にかかって死んでしまうこともあります。
それを防ぐために、ワクチンを接種する必要があります。
サロンには、人間と同じで毎日、さまざまな犬種や月齢のワンちゃんが出入りします。
万が一のことを考えて、ワンちゃんや飼い主さんお互いのため、サロンのためにもきちんと接種することが大切です。
ちなみに、多種混合ワクチンは義務付けではありません。
しかし、犬ジステンバーなどは、ワクチン未接種の子犬が感染すると重症化し、死亡率が高いので接種が推奨されています。
サロンに行かない場合でも、ワンちゃんのために接種しましょうね。
初めてのトリミングは心配!気をつけることは?
犬種にもよりますが、トリミングは定期的に行う必要があります。
初めてのトリミングは、犬にとっても飼い主にとっても冒険です。
心配な方も多いのではないでしょうか。
せっかく綺麗にしてもらえるのに、お互いにストレスになってしまったら残念ですよね。
事前に準備しておくべきポイントをご説明しますね。
飼っている犬種についてよく知ること
毛並みの種類や性質、かかりやすい病気などを知ることにより、どのくらいの頻度でトリミングを行うのがよいかわかるでしょう。
ワクチン接種後は体調を崩しやすくなっているので1〜2週間はあける
犬によって差があると思いますので、獣医師さんに相談しましょう。
初めてのトリミングは「慣れ」を優先!日頃からブラッシングに慣らしておこう
子犬はまだ毛質が柔らかいので、毎日ブラッシングをする必要はないのですが、やはりブラッシングやブラシそのものに慣れていく必要があります。
しっかり毛並みを通すということではなく、そっと撫でるだけでOK。
スキンシップを大切にする
子犬の頃に全身くまなくさわってあげて「触られることは気持ちいいんだよ」ということを教えておきましょう。
家族だけでなく、どんな人でも平気なように慣らしておくのがベストですね。
リードに慣れておく
トリミングサロンのテーブルの上から飛び降りてしまい事故にならないように、サロンではアーム棒とリードを設置してあるところがあります。
ドライヤーやシャワーに慣れておく
もちろん、音にも慣れておくといいですね。
トリミングテーブルに慣れておく
犬は、地ベタにいるよりも高いテーブルの上のほうがおとなしくなります。
市販のトリミングテーブルがなければ、アイロン台やキャンプなどで使う簡易テーブルなどでも構いません。
ただし、テーブルの上がすべりやすかったり、不安定だと犬が怖がって乗らなくなります。
準備を万全にしてから使いましょう。
事前準備は万端でも、いきなりトリミングサロンに連れていかれるとびっくりするワンちゃんもいると思います。
最初はシャンプーだけ、とか爪切りだけなど、徐々に慣らせていくことが大事です。
まとめ
どんなやんちゃなワンちゃんでもどんな犬種でも、きっちりきれいに仕上げてくれるのがトリマーさんです。
ワンちゃんが可愛くなって戻ってくるのは嬉しいですよね。
子犬の時からトリミングは気持ちいいものだよ、と理解させることが大切だと思います。
そのコのペースでゆっくり慣らしていきましょう。
お読みいただきありがとうございました。
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