今回は、トウガンのご紹介をしたいと思います。
水はけの悪い土ではキュウリの栽培は難しく、何度植えてもうまく行かないのですが、
同じウリ科でもトウガンは丈夫で私の畑でも育ちます。
たくさん採れて食べきれないため今年は見送ったのですが、トウガンは少し若いい実も食べることができるようなので、また植えてみたいです。
※ 温暖地、日当たりは良好で、水はけの悪い土地での栽培です。
トウガンの品種や性質:トウガン栽培の注意点とは?
トウガンには品種はそれほどありませんが、家庭菜園には姫トウガンなどのミニトウガンがおすすめです。
トウガンは丸ごとだと日持ちがするのですが、切り分けると日持ちがしません。
大きいトウガンは一度で食べきれず野菜室を占領してしまいますが、姫トウガンならたとえ一度で食べきれなくても、小さいのでじゃまにならないためおすすめです。
トウガンは、高温性の作物ですが、生育期間が長く10月頃まで収穫できます。
高畝で水はけがよい方がいいということですが、あまり土質を選ばないようです。
私の畑は水に浸かるため、さすがに少し難しいですが、それでも十分収穫できます。
種からも育てられますが、1年目は苗を購入して、種採りをするのが手軽でおすすめです。
こぼれ種でも出るくらい丈夫なようです。
トウガン栽培のデメリットは、場所をとるということです。
トウガンは基本的には地這いで育てます。
栽培自体はとても簡単で放任でよいのですが、地這いで広がるため畝も広くしないと難しいと思います。
棚を組んで空中栽培にすることで、狭いスペースでも栽培が可能だと思うのですが、重くなるため、頑丈な棚が必要になります。
女性や年配の方には重労働です。
また、風や台風などに耐えられるようにも考えなければならないと思います。
トウガンの植え付けや栽培のポイントは?コンパニオンプランツは?
私は1.5m×3mくらいの畝で3~4株植えていました。
本で確認したところ、畝幅は90cm~100cmで大丈夫なようです。
植える場所の草を刈り、5月中旬頃に、株間90~100cmくらいで苗を植えます。
直まきや、ポットで苗を作って植えてもいいです。
無駄な抵抗かもしれませんが、私は植えるところの土を盛り、少し小山にしています。
2株植えると足りるのですが、この時期は、運が悪いと虫にやられてしまうので、心配で3~4株植えています。
ネギの記事にも書いたのですが、ネギはウリ科のコンパニオンプランツに最適なので、ネギを苗の根に添えるように植えるとなお良いです。
そして、私はピーマンの時のように、あんどん保温をします。風よけにもなるからです。
ウリ科の苗は、植えたばかりのころは風で倒れそうなので、必要なら枝や支柱を使って固定します。
私は畝の空いた場所に、土を肥やす目的で落花生を植えています。収穫目的では考えていないので、ほぼ放置してしまいます。
しばらくは地温を上げるため、苗の株元に日が当たるようむき出しにしますが、大きくなってくるまでには、畝全体の草を刈って敷いておきます。
つるが絡みやすく、泥はねもしなくなります。
しかし、トウガンは強いため、むき出しでも大丈夫だという話もありますので、あまり気にせず、放任でよいと思います。
畝からはみ出したつるを、畝に戻すくらいでしょうか。
トウガンの収穫と種採りの方法:トウガンは長持ちです
トウガンのうぶ毛は痛いようなので気をつけてください。
(すみません。痛かったか忘れてしましました)
トウガンの収穫は、皮が白く粉をふいたようになる頃です。ハサミで切って収穫します。
ただ、品種により白くならないものもあるそうです。
私が苗を購入して植えた姫トウガンは白く粉をふきましたが、姫トウガンの種の袋を見ると緑でした。
同じ品種でも異なるのでしょうか?
私は知らなかったのですが、もっと若い実も、酢の物などで食べることができるそうです。種の写真が緑だったのは、このためだったのかもしれません。
味は淡泊ですが、あんかけやスープ、煮物など何でも合わせやすいです。
油揚げと味噌汁の具にして、たたいたモロヘイヤを入れて食べるのは、我が家の定番です。
収穫しても冬の間は保存できるので重宝すると言われています(冬瓜の由来)。
寒い時期は肉あんかけなど、温かい料理で食べるといいですね。
トウガンの種を採るためには、収穫の時、種採り用にこれだと思うものを残しておきます。
種採りは熟したものの方がよいので、種採り用のトウガンは秋以降に食べます。
調理する時に種を取り出して洗い、浮いた種は捨てます。
あとは干してしっかりと乾燥させて保存します。常温で2~3年持つそうですが、湿気が気になるので、一部は冷蔵庫で保存すると間違いないと思います。
まとめ:場所さえあれば植えるだけです
トウガンは土質を選ばず放任栽培ができます。
そしてとても丈夫です。
収穫後、冬まで保存ができます。
とても簡単なので、スペースがあれば初心者におすすめの作物です。