温かい食べ物がおいしい季節になりつつありますね。
今回はそんな季節にふさわしい大根についてです。
大根は、春と秋に育てることができますが、
大根は土を選ばず育てやすいと言われていますが、
※ 温暖地、日当たりは良好で、水はけの悪い土地での栽培です。
秋まき大根の栽培で気をつけたいこととは?
大根の品種は数多くありますが、春まきには時なし大根、秋まきには三浦大根、打木源助大根、聖護院大根などが育てやすいようです。
三浦大根(晩生)は、生食でも煮込みでもおいしいらしいです。
打木源助大根(早生)や、丸い聖護院大根(早生)は小ぶりなので、家庭で食べるには使いやすくて良いと思います。
早生と晩生の品種を組み合わせると長く収穫ができます。
秋植えの場合は9月~10月上旬辺りにまくのですが、種まきの時期が難しく、早くまくと害虫にやられる可能性が高く、かと言って遅くまくと生育不良の可能性が高くなります 。
毎年記録をつけて、害虫被害が少ない最適なまき時を検討することが望ましいと言われます。
この畑では、水はけが悪い時点で虫がたくさんいると考えられるので、9月上旬から10月上旬まで何度かに分けて種をまくようにしています。
秋に植える野菜は、私の畑では難しいものが多いので中止してもよいのですが、場所が余っているので、出きたらラッキーくらいの感覚で植えているものが多いです。
今年から春にたくさん落花生を植えているので、落花生の跡地に植えてみています。
(なかなか時間が足りなくて追い付いていない状況ですが)
里芋の畝にも落花生を植えているのですが、8月下旬頃、落花生を収穫して大根を植えることで、里芋の日陰になって育ちやすいかもしれません。
秋まき大根の栽培法:シンクイムシに要注意?
一般的には30cm間隔でまくのですが、私は15cm間隔にしています。
15cm間隔で作ると、少し小ぶりにできるそうですが、数は、単純計算だと2倍採れることになるためです。
大根は、真っ直ぐ下に伸びる根を軸に育つので種は直まきにします。
1ヶ所3粒まいて、土をかけてギュッと押さえます。
育ってきたら1本に間引きます(残す株の根元が動かないように押さえながら抜きます)。
間引いた後に虫にやられてしまうことがあるので、間引くのがもったいない感じがしてしまうのですが、本を見ていたら、かなり育ってから間引いているものがありました(本葉5~6枚の頃)。
この方が安心なので、これからは育ってから間引くことにしたいと思います。
~シンクイムシについて~
大根につく虫でよく見かけるのがシンクイムシです。
せっかくいい感じに育ったと思うと、大切な芯を食べられてショックです。
シンクイムシにはいろいろあるようですが、大根につくのはハイマダラノメイガの幼虫だそうです。
主に、生育初期の葉の裏に卵が産みつけられ、幼虫は芯部を食害します。
秋野菜のまき時である8月下旬から10月の発生が多いということです。
週1くらいでチェックしてピンセットなどで取り除くとよいそうです。
(私はそこまでできないので諦めています・・・)
大根のコンパニオンプランツと収穫・種採りまで
大根のコンパニオンプランツは枝豆と言われます。
春まきの時は極早生枝豆と組み合わせて植え、その後、晩生枝豆を植えてから秋まき大根をまく、という感じでしょうか。
私の畑では晩生枝豆はうまく育たないこともあり、落花生を採用しています。
アブラナ科の大根は、セリ科のニンジン、キク科のレタスや春菊とも相性が良く、一緒に植えると虫がつきにくいそうです。
収穫は品種によって異なるので要確認ですが、早生で11月下旬~12月か1月辺り、晩生で12月中旬~2月辺りのようです。
品種によって、スが入りやすいものと入りにくいものがあります。
採り遅れると、スが入ってしまうことがあるので注意が必要です。
大根は、寒さにあうと花芽ができます。
種採りをする場合は最低2株、病害虫の被害がなく、大きさ・形などの良いものを選び、畑の隅などに植え直します。
少し斜めに植えるとよいようです。
大根は他家受粉なので、周囲に他の大根類やハツカダイコンがあると交雑する可能性があります。
交雑しないように、種採りをする品種を一つにするか、ネットなどで隔離などの対策をする必要があります。
サヤが枯れたら収穫し、乾燥させて保存します。
根ごと抜きとって干すとよいそうです。
まとめ:この畑では難しいが、栽培自体はやさしい作物です
水はけが悪い土では、病虫害も出やすいと思うので大根は少し難しいです。
私の畑はスペースが空いているため、落花生の跡地に植えて様子を見ています。
何度かに分けて植えて、出たらラッキーな感覚で植えています。
冬の野菜として、大根が収穫できるととてもありがたいです。
もし落花生効果があれば、葉物野菜も育つかもしれないのでしばらく様子をみたいと思います。