今回は水はけの悪い土では栽培が難しい、インゲンについてご紹介したいと思います。
サヤインゲンは何度も挑戦するのですが、ほとんどうまく行きません、というかほぼ全滅でした。
そのため栽培を諦めていたのですが、残っていたつるなしのサヤインゲンをまいた所、いくつかは育っていたので、
つるなしなら多少の期待はできるかもしれないと思っています。
※ 温暖地、日当たりは良好で、水はけの悪い土地での栽培です。
インゲンの品種や性質:甘い煮豆も同じインゲン豆です
インゲンは、
- 実の若い時にサヤごと食べるサヤインゲン(豆にしてもおいしいものもあります)
- 完熟させて乾燥豆として豆を収穫するもの
に大きく分けられます。
豆を食べるものには、白いんげん豆、トラ豆、白花豆、金時豆、うずら豆、紫花豆などがあります。
他の豆類もそうですが、緑の野菜としてのサヤインゲンに、煮豆や、甘納豆や、白あんにと、インゲンにはいろいろな種類や食べ方があっておもしろいです。
サヤインゲンには、つるありとつるなしがあります。
そして形は
- 平サヤ(穂高インゲン、越谷インゲン、モロッコインゲンなど)
- 丸サヤ(ドジョウインゲン、八重みどりなど)
があります。
サヤインゲンは栽培期間が短く、関西地方では年に3度栽培できることから、サヤインゲンのことを三度豆とも呼ぶそうです。
サヤインゲンはとても育てやすい作物なのですが、枝豆とは違い、過湿や水に浸かる場所ではとても弱いそうです。
私の畑でも、このためにうまく行かなかったのだと思います。
水はけが悪くても落花生はなんとか育っているので、落花生は丈夫なのでしょうね。
サヤインゲンは20℃の清涼な気候を好み、高温は苦手です。
サヤインゲンの栽培法:まき時に注意?
サヤインゲンの種は4月下旬辺りから7月までまけるのですが、
夏の30℃以上の高温化では、花が落ちたりサヤが小さくなったりと生育不良になるため、
収穫時期が高温期に当たらないようにするのが良いと思います。
せっかく植えても花が落ちてしまうのはもったいないので、4月下旬まきと7月下旬まきの2回にしています。
つるありインゲンは2~3mくらい伸びるため、支柱が必要です。
ツルムラサキと同様、つるに絡みついて伸びて行く感じです。
いつもと同じように周囲の草を刈り、植える所は鎌などで根を切って、30cm間隔で3~4粒ほどまきます。
育ってきたら2本に間引きます。
つるなしインゲンも同様です。
つるありインゲンは、収穫が始まるまで少しかかりますが、収穫期間も長いです。次々に花が咲いて実がなります。
逆に、つるなしインゲンは収穫まで早いですが、収穫期間も短く、一斉に実をつける感じです。
インゲンの種採りは
丈夫に育った株の中で、形の良いものを収穫せずに残しておきます。
さやが枯れてきたら刈り取って、サヤごと乾かします。
種を取り出して、傷んでいるものを除いて完全に乾いたら乾燥剤を入れるか、冷蔵庫などで保存します。
インゲンはマメ科の作物なのですが、私の畑ではインゲンが育ちにくいので、根粒菌がどのくらいできるのかわかりません。
枝豆や落花生とは少し違うような気がするのですが、本を見るとインゲンも土を肥やすようです。
インゲンと相性のよい作物はいろいろありますが、私の畑ではインゲンが育たないためコンパニオンプランツとしては採用していません。
まとめ:つるなしインゲンなら水はけが悪い土でも栽培できるかもしれません
水はけが悪い(水に浸かる)畑では、つるありインゲンはかなり難しい作物です。
つるなしインゲンは、つるありに比べて栽培期間が短いため、うまくいくことがあるのかもしれません。
サヤインゲンは諦めていたのですが、つるなしサヤインゲンでまた試してみたいと思います。