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育てやすく夏の貴重な緑の野菜まだありました独特の姿の四角豆

自然農の四角豆栽培 水はけの悪い土地・畑でも育つ野菜(自然農)

インゲン・ササゲに続いての豆つながりで四角豆をご紹介します。

栽培法はほぼ同じです。

夏の貴重な緑の野菜ですが10月まで収穫できます。

※ 温暖地、日当たりは良好で、水はけの悪い土地での栽培です。

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四角豆は全ての部位を食べることができます

一昨年、四角豆を植えた所とても丈夫で次々と収穫できました。

花がきれいで実は鮮やかな黄緑色でそそられるのですが、苦みもあり食べ方がわからず、栽培は一度きりで保留になっていました。

とても丈夫に育ち、こぼれ種もたくさん落ちていたので、翌年は自然に出てくるかなという思惑もあったのですが、出てきませんでした。

 

今回もう一度見直してみた所、四角豆は茎、葉、花、サヤ、芋、種全てを食べることができると書いてあるではありませんか。

しかも、サヤは10cm以上に成長した所で収穫していたのですが、2~3cm以下のミニサイズでの収穫もありとのことで、調理の幅が広がりそうだと興味がわいてきました。

四角豆は、サヤインゲンよりも栄養価は高いとか。

 

私の家ではグリーンカーテンを作るスペースがないのですが、スイトピーに似たきれいな花と四角豆のきれいな黄緑色のサヤは、グリーンカーテンにしてもとても良さそうです。

 

四角豆は日本では冬も気温が高い沖縄でしか作られていなかったそうですが、品種改良により一般に栽培が可能になったようです。

沖縄では定番野菜なのでしょうね(うりずん豆と呼ばれるそうです)。

サヤの断面は四角でその四隅にはヒダがあり、羽のように見えることから英語ではwinged beanと呼ばれるそうです。

栽培法はインゲンと同じです

種まきは5月頃です。

ササゲ同様暑さに強いため、インゲンに代わって夏に収穫できる貴重な緑の野菜の1つです。

ササゲのように7月までは種をまけないようですが、試していないので実際のところはわかりません。

収穫期間は長くササゲと同様10月頃までです。

つるありインゲンと同様に2~3mくらい伸びるため、支柱が必要です。

いつもと同じように周囲の草を刈り、植える所は鎌などで根を切って、30cm間隔で3~4粒ほどまきます。

育ってきたら2本に間引きます。

 

収穫は10~15cmのサヤを収穫するのが一般的ですが、2~3cmの若いサヤは生で食べることもできるそうです。

つる先や葉も食べられるそうです。同じく、つるや葉を食べるツルムラサキのようなイメージでしょうか?

花も食べられるという事なので、サラダにのせて彩りにしてもいいですね。

 

秋、葉がすっかり枯れた頃、芋(塊根)を掘り出して収穫します。

でんぷん質、たんぱく質に富み、原産地のパプアニューギニアでは、四角豆の芋を貴重なたんぱく源として大切にしているようです。

ジャガイモのようにゆでて食べるとほくほくで、ゆり根のような食感に似ておいしいようです。

サヤよりも芋を食べたい、という場合は、花を摘んであまりサヤを着けないようにすれば芋が育ちます。

種も食べることができるようです(煮豆のイメージでしょうか)。

 

種採りは、いつものように成長の良い株の中からいくつか、サヤが枯れるのを待って摘み取り、乾燥させて保存します。

豆類の種とり:昔ながらの知恵

~豆類全般の保存法について~

よく乾かしたペットボトル(昔ならば一升瓶)に、しっかり乾燥させて選別した豆を入れ、しばらく置いてから蓋(栓)をします。

すると、生物が発散する炭酸ガスが充満して、中の豆は休眠状態となります。

これで豆類は長期保存ができます。

種をまく場合は、取り出して一昼夜おいてガスを抜いてからにします。

 

私の畑では大豆の収穫ができないため、このほうな方法は取っていません。

他の豆も、サヤで食べてしまうことが多いため、翌年に植える少量の豆しか収穫しないことが多いので、基本的に冷蔵庫保存ですが、大量に豆を収穫した場合にはこのような方法が適していると思います。

まとめ

四角豆は花やサヤがきれいなので、見ていても楽しめます。

ササゲ同様、水はけの悪い土地でも十分育つので、ササゲか四角豆か・・・悩みます。

とても若いサヤも芋も食べることができるのは、家庭菜園ならではの醍醐味ですね。

夏はグリーンカーテン、秋は芋を楽しむというのもいいですね。

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