入園や進級の時期になると毎年浮上する役員決め問題。
お母さんになったからには避けて通れない道だと腹をくくってしまえばいいのですが、どうやって断ろうかな、と考えを練っている人は多いはず。
「嘘をつかない・あやふやなことを言わない・感謝の気持ちも一緒に」
この3つを念頭に入れてお断りすれば、トラブルになりません。
私は下の子のときに、クラス委員と役員・謝恩会実行委員の計3つを2年間やりました。
その時に印象に残っている「感じのいい断り方」を具体的に紹介します。
役員決めにトラブルはつきもの
子どもたちが通園していた幼稚園は、各学年クラスごとに2名クラス委員、1名会計監査を決め、学年に応じて卒園アルバム委員や謝恩会実行委員を決めます。
役員は年長の保護者から選出されます。
特に規定はなかったのですが、暗黙の了解のように下の子がいる人、働いている人、1回やった人は免除(と言うかやらない)となっていました。
上の子の時から同じ幼稚園なので、内容もわかっているし、さっさと終わらそうと年少時にクラス委員をやって安泰だと思っていました。
2度目の役員をやることに!
しかし、事態は急変。
年長で役員と謝恩会実行委員をやることになりました!(笑)
年長の役員決めは毎年、年中の3学期頃にあります。
年中のクラス委員が、事前に個別にママに打診するという拷問のようなことをした後、立候補がなければくじ引きで決まるのです。
案の定、年中のクラス委員さんは決まらなくて病んだ顔をしていました…。
なかには「絶対やらないから!」と啖呵をきるママもいたそうで…。
私は、役員をやらないことに命をかけてもいないし、役員を引き受けたからと言って一生の終わりだ…、とも思っていません。
毎年役員が決まらないという雰囲気をばかばかしいと思っていたので、鬱になりかけている委員さんを救ってあげたいと、2つ返事で引き受けました。
6名選出されるのですが、一緒に役員をやったママたちも幼稚園最後だからいいよね!と前向きなママたちでした。
幼稚園の役員の上手な断り方
そうはいっても、色々な事情があって出来ない、やらないというのはダメなことではありません。
無理をして引き受けると、他の役員さんに迷惑をかけてしまいます。
前述しましたが、「絶対やらないから!」といきなりキレてしまうのは絶対にいけません。
もしかしたら深刻な事情があって出来ないのかもしれませんが後々のトラブルになりますし、子どもに災難がふりかかってしまいますよね。
私の子どもたちの幼稚園では、役員がクラス委員の選出に携わるのですが、事前に打診したときにやはり断られることが多いです。
しかし、心に響く納得の断り方をされる方もいらっしゃいます。
幼稚園役員の感じのいい断り方
★例えば「大変な仕事を引き受けてくれてありがとう」
と一言いただき、仕事が忙しくて…。とお断りされました。
感謝の気持ちを一言いただくと、こちらも嬉しいです。
★「役員はできないけど、お手伝いはするよ」
確かに、行事のお手伝いなどたくさん手伝っていただきました。
★できない理由を正直に言う
家庭の事情や持病など、プライベートのことをお話ししてくださいました。
あまり突っ込んだ話をしたくない方もいらっしゃると思いますが、それだけ真剣に正直に話してくださったことがありがたかったです。
幼稚園役員のNGな断り方
逆にこんな断り方はちょっと…というのをご紹介します。
★いきなりキレたり嘘をつく
断り方、というより人としてどうなんでしょうか…
★仕事や下の子がいる、というのを全面的な理由にする
仕事をしてない人やひとりっこのママもみんな忙しいのです。
最近では仕事をしているママも子だくさんのママも、できる範囲で役員をされています。
もう、その理由での断り方は古いのではないでしょうか。
★「考えとくね〜」
本当は考えていただいてなかったみたいです。
事前に、だいたいいつ役員を決めるのか、ということはアナウンスしてあるので、その場で断っていただいた方がこちらもその間もやもやしなくて済みます。
みなさんそれぞれ忙しいし、専業主婦でも働くママでも暇な人ってそうはいないと思います。
昔のように、専業主婦が張り切って頑張ってやるというのではなく、忙しい合間をぬってできる人ができることをやる、というスタンスに変わってきていると思います。
絶対やりたくなかったのに運悪く(?)引き受けてしまった方へ
私は意見をズバズバ言いますがリーダーの器はなく、あがり症でスピーチが苦手です。(笑)
しかし、苦手オーラを全面的に出して和ませて?から、震えながらスピーチをしていました。
役員はパーフェクトヒューマンじゃなくても大丈夫ですよ。
ただのお母さんのボランティアの集まりなのですから、気楽にやればいいと思います。
腹をくくってやるしかない!と割り切ることも大事です。
まとめ
言葉はたった一言でその人の人格を表してしまいます。
幼稚園の役員の断り方は、角が立たない言葉を選びつつ正直に話し、役員をやってくれるママさんたちに感謝の気持ちを忘れずにお断りすれば、きっとトラブルにはならないと思います。